犬を飼う前に読んでほしい「11個の確認事項」

犬を飼いたいと思ったときに、確認しておきたい条件があります。なぜなら、飼い主の都合によって飼育放棄される犬が毎年、後を絶たないからです。安易な気持ちや思いつきで犬を迎えた結果、結局飼いきれなくなってしまい、手放さざる得なくなる飼い主が少なからずいるのです。あなたが、飼った犬と幸せに暮らしていくために、犬を買う前に必要な条件を一度、確認してみましょう。

もくじ

犬を飼うために必要な条件

犬を買うために必要な条件をまとめてみました。ここで上げている内容を読んで、犬と暮らしていくために理想的な条件を満たしているか、確認してみてください。もしも、満たしていないようでしたら、今犬を飼うのは我慢のときかもしれません。人と犬、お互いがハッピーに暮らすために、今一度確認していきましょう。

1)犬を飼える経済的な余裕はありますか?

毎日のごはんやトイレシート、犬が快適に過ごすための環境作り、更に犬が病気や怪我をした場合、多額な医療費が必要になっていきます。犬の寿命は決して長くはありませんが、犬と一緒に暮らしている間、費用がかかることは確かです。愛情だけではどうにもならないことになりますので、ご自身の経済力、ご家族の経済的余裕を今一度ご確認ください。

2)ペットを飼える住宅環境ですか?

今現在お住まいのご自宅は「ペット飼育可」の住宅でしょうか?犬は吠える動物ですし、走り回ることもあるでしょう。なので、こっそり飼うことはできません。安易に迎えてしまった場合、犬を不幸にしてしまいますので、犬を飼えないお住まいの場合、今は諦めてくださいね。また、ペットの飼育が可能な住宅でも、管理規約を一読し、規約の範囲での犬種を検討してください。

3)生活環境が変化する予定はないですか?

犬は、生活環境の変化に敏感です。犬を飼い始めてから、落ち着くまもなく引越しの予定がある場合などは、環境が落ち着いてからにしてあげましょう。また、頻繁に引越しがあるご家庭の場合、環境の変化をくり返すことは、犬にストレスを与え兼ねません。それを踏まえて、迎える犬を守ってあげられるか検討してください。安定した生活環境を保ってあげましょう。

4)ご家族全員が犬を飼うことを賛成していますか?

ご家族の誰か一人でも、犬を飼うことを反対している場合、一緒に暮らしていくことが難しくなるかもしれません。一度迎い入れたら10年以上に渡って一緒に暮らすことになりますので、ご家族全員の賛成を得たうえで、犬が安心して暮らせる環境を整えることが必要です。特に、お子様やお年を召された方がいらっしゃる場合は、犬に対してのアレルギー検査をしておくこともオススメです。

5)飼い主さんの生活スタイルに合った犬種を選んでいますか?

犬は、人と一緒に仕事をしていく上で、たくさんの犬種改良がされてきたため、非常に多くの種類と特徴をもっています。犬種の持っている特徴を無視して、見た目や思いつきで犬種を選んでしまうと「こんなはずじゃなかった・・」ということになってしまうかもしれません。そうなると、犬も人もハッピーに暮らせなくなるので、ご自身やご家族の生活スタイルに合わせた犬種を選んでください。

また、犬種ごとに特徴はあっても、個体差は必ずあります。どんな子が家族になったとしても、ありのままの犬を受け入れ、向き合っていくことが必要です。

6)お留守番時間は長過ぎませんか?

犬は群れで暮らす動物です。飼い主さんとコミュニケーションを取りながら、一緒に過ごす時間がとても大切なのです。長時間のお留守番をすることで、不安を感じたり、運動不足になったりすると、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。特に子犬の頃は、長時間のお留守番にならないように、目安として6時間以上のお留守番になるようなら、犬を飼うことは控えた方が良いかもしれません。

また、仕事や趣味などで、家にいる時間が作れないという方も、犬を飼うことを今は諦めた方が良いでしょう。

7)犬のために自分の時間を使えますか?

犬はぬいぐるみではありません。コミュニケーションが必要な、生き物なのです。犬を飼うということは、散歩はもちろんのこと、ブラッシングや耳掃除、マッサージによる体調管理など、愛犬の心と体のケアをする時間が必要になります。

飼い主さん自身が幸せであることは、犬にとっても大切なことであるのは確かですが、犬の心身に注意を払えないほど夢中になる仕事や趣味があるのであれば、犬は飼わなくても良いかもしれません。

8)犬のお散歩に行く自信はありますか?

犬にとってお散歩は、一日の中での楽しみのひとつかと思います。短時間でも、外に連れ出してあげることが、必要になると思います。そして、満足なお散歩に行かれない日々が続くと、犬のストレスになってしまい、飼い主にとってのモンダイ行動につながってしまうかもしれません。

また、犬との幸せな暮らしをするためには、飼い主さんの愛情だけではなく、体力も必要になってきます。犬のお散歩に付き合えないほど、体力に不安があるようでしたら、ご自身の健康を取り戻してからにしましょう。

9)犬の介護をする覚悟はありますか?

犬の寿命は、人に比べると長くはありません。しかし現代は、医療の発達により、少しづつ一緒にいられる時間も長くなってきています。そのため現代では、愛犬が年を重ねたとき、介護が必要になってくることも少なくありません。年を重ねた愛犬が、認知症にかかったり、それまで見せなかった行動を見せるようになったとき、飼い主であるあなたの助けが必要になるのです。寝る時間も、ゆっくり休む時間もないくらい、介護が必要になることも考えられるのです。どんなときでも、愛犬に対して愛を持って向き合う、相当な覚悟が必要になってきます。

10)犬のために学ぶことができますか?

人と犬、種の違う動物だからこそ、それぞれの習慣も、表現方法も異なってきます。そして、犬に何かして欲しい行動があったとき、犬にお願いするにも、ポイントを掴む必要があります。また、根拠が曖昧な方法を実践してしまうと、愛犬との関係を良くするばかりか、悪化させてしまうことになるかもしれません。

また、情報ばかりに頼ってしまうと、一番大切な、愛犬からのメッセージを受け取りにくくなってしまいます。情報を探すことは大切なことですが、あくまでも誰かがうまくいった方法で、あなたと愛犬に合うかどうかは、飼い主であるあなたが判断していく必要があるのです。だからこそ、目の前の愛犬と向き合う、愛犬からのメッセージを受け取れることが大切になっていきます。それを踏まえたうえで、情報を選択できることが必要になってきます。

11)掃除は好きですか?

犬は、毛が抜けるのはもちろんのこと、お家の中で排泄をしたり、目やにやよだれが飛び散ることもあります。完璧に取り除くことは不可能ですが、あまりに汚い部屋で暮らすことは、犬にとっても飼い主にとっても不衛生になってくるかと思います。

また、子犬のときは何でも口に入れて確認する習性があるため、子犬の安全を守るためにも、危険なものは片付けておく必要があります。

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