犬のトレーニング「マテ」の必要性と教え方

犬のしつけで必要なことにおいて、

必ずといっていいほど、入っている「マテ」。

 

正直、愛犬と暮らしている中で使うのは、

お散歩で排泄物を拾うときくらいなのですが、

リードが付いているので「マテ」ができてもできなくても

関係ないようにも思います。

 

ただ、私はうちの子たちに「マテ」を教えてあって、

待っててくれることで、助かることもあるので、

 

今回は「マテ」のトレーニングについて、

どんなときにできると便利なのか?

どんな風に教えていくのか?など、

トレーニングを成功させるコツなども含めて

お伝えしていこうと思います。

 

愛犬にとって、安心できる飼い主さんでいられるよう、

あまり難しく考えず、ゲーム感覚で、愛犬との時間を

楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

犬に「マテ」を教えておくと助かるとき

「マテ」と聞くと、ごはんの前や写真を撮るときを

思い浮かべる方も多いと思います。

 

しかし、楽しみにしているごはんの前の「マテ」は、

個人的には必要ないと思っています。

もしも自分だったら・・楽しみにしている食事を前に

長く待たされたら不快です(笑)

また、可愛い愛犬を写真に撮りたい気持ちもわかりますが

自分だったらモデル料を請求するでしょう(笑)

 

これらのことを、やってはいけないということでは

ありませんが、それよりも、

日常生活の中で役立つ「マテ」を教える方が、

有効だと思います。

 

犬と人の安全を守るとき

犬たちにはできる限り、

やりたいことをやらせてあげたい思っていますが、

愛犬の安全を守るのも、飼い主としての責任です。

 

玄関から出るときや、お散歩での信号待ち、

ちょっとした交差点などで危険を感じたとき

「マテ」で待ってもらえたら、

お互いの安心・安全にもつながります。

 

また、排泄物を片付けているときなども、

待っててもらえると助かりますね。

 

遊びの準備をしているとき

オモチャ隠しごっこや、噛み噛み遊びをするのに

パペットや手袋をはめてるとき、

知育オモチャを用意しているときなど、

犬が嬉しくて興奮してしまいそうなときも、

待っててもらえると助かります。

『待っていたら楽しいことが始まる!』という学習は、

お互いにとって、ハッピーになりますね。

 

 

「マテ」はいつから教えればいい?

「マテ」ができると助かる場面はあるのですが、実際は、

飼い主さんが気をつけていれば済む場面がほとんどです。

 

子犬を迎えた月齢にもよりますが、

まだまだ遊びたい盛りの子犬に「マテ」を覚えさせねば…

と頑張り過ぎるのは、楽しくないので

関係作りには逆効果です。

 

「マテ」のトレーニングは、

いくつになっても覚えてもらうことができます。

 

子犬の時期は、たっぷり遊んでから、

「ちょっとやってみる?」くらいで、無理にやろうとせず

愛犬の様子に合わせて、楽しめる程度で良いと思います。

 

子犬の時期は「マテ」を覚えるより、

飼い主さんといることが楽しい!と

思ってもらうことの方が大切です。

 

 

 

 

 

 

「マテ」のトレーニング 準備編

「まってー」と言ってから、「いいよー」の解除があるまで

待っててもらう練習をしていきます。

 

1)サインを決める

「マテ」のトレーニングを始める前に、

犬に伝えるためのサインを決めましょう。

 

①手のサインを決める

言葉を持たない犬たちは、人の言葉よりも動きに

注目していますので、最初は手のサインで伝えていきます。

 

こんな感じに、出しやすいもので結構です。

  

 

②言葉のサインを決める

言葉のサインは、「マテ」「stay」などがあります。

我が家は「まってー」です。

 

③解除のサインを決める

解除のサインは、「よしっ」「OK」「フリー」など。

我が家は、続けて練習するときは「よしっ

終わりにするときは「いいよー」です。

 

2)ご褒美を用意する

「マテ」のトレーニングだけではないですが、

犬に何か、してほしいことをしてもらうときは、

ありがとうのご褒美を用意しましょう。

ポイントは「犬が喜ぶこと」です!

 

効率良くトレーニングを進めるには、

食べ物が使いやすいですが、犬によっては

オモチャ遊びがご褒美になる子もいます。

 

愛犬が思わず言うことをきいちゃうような

大好きなご褒美を用意しましょう。

 

「マテ」のトレーニング 基本編

「マテ」のトレーニングは、犬にとっては動きのない、

犬の性格によっては、退屈なトレーニングになります。

 

コツコツ積み重ねれば、必ずできるようになるます。

最初は焦らず、楽しいの積み重ねになるよう、

愛犬の様子をよく感じながら、進めてくださいね。

 

① 手のサインを覚えてもらう

犬にオスワリをしてもらい、あらかじめ決めておいた

手のサインを見せて、最初は1秒待てたら

「よしっ!」と言って、オヤツをあげます。

 

② 少しづつ時間を伸ばしていきます

手のサインを出し、少しづつ時間を伸ばしていきます。

3秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

7秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

 

10秒待てるようになったら、次へ進みましょう。

 

③ 「マテ」の言葉をつけていきます

「マテ」と言ってから、手のサインを出し、

少しづつ時間を伸ばしていきます。

3秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

7秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

 

1秒、3秒、7秒‥、10秒。

待っている時間が長くなると

犬も飽きてきてしまうので、慣れてきたら、

5秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

3秒待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

7秒・・・とランダムにしていくのも良いです。

 

10秒待てたら、次へ進みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④犬から離れる距離を伸ばしていきます

「マテ」と言ってから、ハンドシグナルを出し、

最初は1歩離れて戻ってから「よしっ!」と言って、

オヤツをあげます。

 

⑤少しづつ距離を伸ばしていきます

1歩待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

2歩待てたら「よしっ!」と言って、オヤツ。

3歩‥、5歩待てるようになったら、

次へ進みましょう。

 

⑥時間と距離を同時に伸ばしていきます

最初は1歩離れて1秒、戻ってから

「よしっ!」と言って、オヤツをあげます。

 

1歩離れて3秒「よしっ!」と言って、オヤツ。

3歩離れて5秒「よしっ!」と言って、オヤツ。

5歩離れて2秒・・など、

愛犬の様子を見ながら、少しづつレベルアップ

していきましょう。

ランダムにすることで、集中力もアップするでしょう。

 

うちの子、天才♡と思うくらい安定してきたら、

次に進んでも良いですし、応用編に進んでも良いでしょう。

 

⑦左右の動きを足していきます

右に1歩、正面に戻ってから「よしっ!」と言って、

オヤツをあげます。

左に1歩、正面に戻ってから「よしっ!」と言って、

オヤツをあげます。

左右3歩動いても待っていられるようになったら、

次へ進みましょう。

 

⑧犬の周りを一周していきます

30度、45度・・と周り、正面に戻ってから

「よしっ!」と言って、オヤツをあげます。

 

犬の真後ろを回るとき、犬の頭が左右に動きやすくなり、

同時にお尻も上がりやすくなるので、手のサイン

出し直したり、もう一度「マテ」と言ったりして、

成功できるように気をつけましょう。

 

左右両周りできると良いですね。

 

「マテ」のトレーニング 応用編

待っていることに慣れてきたら、より日常生活に近い形で

練習してみましょう。

 

①「待て」を練習する場所や場面を変えてみる

いつもと違うお部屋で練習してみたり、

お外で練習しても良いでしょう。

 

練習する内容は、基本編と同じです。

ただ、環境が変わるだけで、レベルは一気に上がります。

特に外での練習は、犬の性格によっては、

緊張感が高まったり、刺激が強くなるので、

何倍も難しくなります。

 

「マテ」が必要な場面は、外が多いとは思いますが、

リードが付いている限り、飼い主さんが

守ってあげることができます。

 

愛犬の様子を見ながら、決して無理をさせることなく

楽しい経験を積み重ねることで、覚えてもらってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②並んだ位置での「待て」の練習をしてみましょう

ここまでの練習は、飼い主さんとご愛犬は

向き合った位置で練習してきました。

 

しかし、お散歩で一緒に歩いているときは、

同じ方向を向いているので、

並んでいる位置での「マテ」の練習もしてみましょう。

 

犬にとっては、見上げる角度や飼い主さんの位置が

違うだけでも、いつもと違うように感じ、

別物になってしまう子もいます。

 

お散歩中、一緒に歩いている中で

「マテ」の声がけをしてから止まるを、

繰り返しているだけで徐々に覚えていく子もいるので、

焦らず、コツコツ練習してみましょう。

*なかなか成功しないときは、基本編⑦・⑧を練習するのもオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

犬に「待て」を覚えさせるコツ

人も犬も楽しく

トレーニングとなるとつい夢中になって、

声が大きくなったり、真顔になってしまいがちですが、

犬にとっては、トレーニングも遊びも、

飼い主さんとの時間を楽しむことに変わらないのです。

 

犬は、人の声や表情も敏感に感じ取っているので、

楽しむ気持ちを忘れずに進めでいきましょう。

 

また、気分が乗らないときは無理に行わず、

短い時間で切り上げたり、別の遊びをしてあげても

良いと思います。

 

成功体験を積み重ねる

犬の集中力は、5〜10分と言われています。

特に「マテ」のトレーニングは、犬のとっては動きのない

練習になるので、何もしないという、

成功体験を積み重ねることが、とても大切になってきます。

 

犬が飽きたり、嫌いになってしまう前に終わりにするか、

リフレッシュする時間を過ごしてから、再開しましょう。

 

初めのうちは動きやすいので、特に注意して、

動き出す前に「よしっ」と解除をしていきましょう。

成功体験を積み重ねること、

成功したところで終わりにすることが、

ポイントになります。

 

 

 

 

 

 

 

うまくいかないときは、ひとつ前に戻る

失敗が続くと嫌になってしまうのは、人も犬も同じです。

2回失敗したときは、そのまま続けるのではなく、

ひとつ前の段階に戻って、成功させましょう。

 

失敗で終わるよりも、戻ってでも、

成功して終わることの方が学習に繋がります。

 

レディネスを確認する

レディネス(心理学用語)とは、

学習する対象の学ぶ準備が整う状態のこと。

 

学ぶ準備が整っていれば、自ら興味を持ち、

積極的に参加をしてくれますが、そうでない場合は、

学習の効果を上げることが難しくなってしまいます。

 

もしも愛犬がまだピチピチのパピーだったら、

いろいろなものに興味があって、

まだ「待て」の練習が早いかもしれません。

もしも愛犬が怖がりさんだったら、

外での練習はより難しくなるかもしれません。

 

やってみないことにはわかりませんが、

やってみて「今じゃない」と判断することも大切です。

 

無理に練習するのではなく、お互いが楽しめるよう、

見極めてあげてくださいね。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

言葉にすると、長くなってしまいましたが、

基本編をマスターすれば、日常でのちょっとしたときに

「マテ」の声がけで、待っててくれるかもしれません。

 

他にもご家庭によって、「マテ」が必要な場面は

それぞれだと思いますが、たいていは人の都合なので、

「待っててくれて、ありがとう♡」の気持ちで

お願いしてもらえたら、お互いがハッピーに過ごせることに

つながりますね。

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