愛犬を呼んだらきてくれる「おいで」のしつけ方
私が愛犬と暮らしていく中で必要だったことは
「トイレ」「留守番」「おいで」
たったの3つでした。
今日はその中の「おいで」について
これさえできれば、人に迷惑をかけることもなく
愛犬や飼い主さんの安全を守ることもできますので
トレーニングを成功させるコツなども含めて
お伝えしていこうと思います。
愛犬にとって、安心できる飼い主さんでいられるよう
あまり難しく考えず、ゲーム感覚で、愛犬との時間を
楽しんでいただけたら嬉しいです。
もくじ
「おいで」の教え方
準備するもの:愛犬が大好きなオヤツ
1)オヤツが手の中にあることを教える
まずは、手の中にオヤツがあることを覚えてもらいましょう。
愛犬が見ているところで、手の中にオヤツを入れ、
グーにします。
クンクンしてきたらオヤツをあげます。
*最初は「おいで」の言葉はつけません。
2)距離を伸ばしていく
グーの中にオヤツがあることを認識したら、
1mくらい離れたところから、愛犬の名前を呼んで、
グーを見せましょう。
クンクンしにきてくれたらオヤツをあげます。
少しづつ、距離を伸ばしていきます。
5mくらい離れているところからでも、
来てくれるようになったら、次のステップに進みましょう。
3)「おいで」の言葉を付けていきます
「おいで」と言って、グーを出します。
来たらオヤツをあげます。
最終的に「おいで」の言葉だけで来てもらいたい場合
「おいで」と言って、伝わってないようだったら
グーのヒントを出す、という感じで、
グーを出すタイミングを徐々に遅くしていきます。
これを繰り返していくと「おいで」の言葉だけで
来てくれるようになります。
*「おいで」の言葉だけでできるようになっても
オヤツは必ずあげましょう
4)少しづつレベルアップをしていきます
愛犬が何かに気を取られているとき、
匂いを嗅いでいたり、気になるものがあったり
飼い主さんに意識が向いていないときに
名前を呼んで「おいで」と言ってみましょう。
このとき、成功させるために、いつも以上に
大好きなオヤツを使うことがポイントです!
2回呼んでみて来なかったら、
もっと好きなオヤツに変えるか、
気になるものがないときに呼ぶ段階に戻り、
安定してきたところで、もう一度チャレンジしましょう。
5)いろいろな場所で練習していきます
例えば、お家の中のリビングで練習を始めて、
「おいで」が定着してきたら、寝室で、お庭で、
駐車場で、公園で、お散歩道で・・と、
いろいろな場所で練習していきましょう。
練習する内容は、同じですが、環境が変わるだけで、
レベルは一気に上がります。
特に外での練習は、犬の性格によっては、
緊張感が高まったり、刺激が強くなるので、
何倍も難しくなります。
愛犬の様子を見ながら、決して無理をさせることなく
楽しい経験を積み重ねてあげてください。
「おいで」はいつから教えればいい?
「おいで」はいつからでも教えることができます。
子犬の場合は、名前を覚えてもらってから、続けて
「おいで」を教えることをオススメします。
名前を覚えてもらうのも、やり方は一緒です。
「名前を呼んで→オヤツ(フード)をあげる」
名前を呼んで、飼い主さんを気にするようであれば、成功です。
名前を呼んだら来てくれるのであれば、
「おいで」と変わらないのですが、
「おいで」は必ず来るようにしておきたい。
そのためには、必ずオヤツをあげてほしい。
そうなると、日常の中でよく使う名前は
呼ぶたびにオヤツをあげるのが難しいと感じます。
そこで「おいで」を覚えてもらいたいと思っています。
「おいで」を楽しく教えるには?
「おいで」の練習に限ったことではないですが、
犬のとっては、トレーニングも遊びも同じです。
そして、これは人も同じですが、何か学習をするとき
楽しい方が効率はグンとアップしますね。
飼い主さんといることが楽しい!嬉しい!と
思ってもらえるために、飼い主さんも楽しんで練習してください。
家族みんなと練習する
愛犬を呼んだら来てくれるのは、
誰でも嬉しいことだと思います。
どの段階でも大丈夫なので、ご家族がいらっしゃれば
みんなと練習してみてください。
ただ、順番に呼ばないと、犬が混乱してしまうので、
そこだけはご注意ください。
成功体験を積み重ねる
犬の集中力は、5〜10分と言われています。
「おいで」のトレーニングは、動きのある練習に
なるので、体力のある子は楽しいと思います。
ただ、犬が疲れてしまったり、
呼んでも来なくなっては逆効果です。
そうなる前に終わりにするか、
休憩してから再開しましょう。
最後は、成功体験で終わらせてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
文字で書くと、長くなってしまいましたが、
要は、「おいで」と言ったときに、犬にとって
嬉しいことがあれば、来てくれるようになります。
愛犬が駆け寄って来てくれる姿は、なんとも可愛く
愛おしさがましましになりますので、ぜひ
練習してみてくださいね。